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ささいなことだけれど、いますぐ知りたい疑問に、ドクターがやさしくお答えします。 |
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Q1 |
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今40歳ですが、骨量を調べたところ、少ないと言われたのですが、具体的にはどういったことをしたらいいですか? |
Q2 |
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妊娠してから皮膚がかゆいのですが、ほっておいて大丈夫でしょうか? |
Q3
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今、妊娠3ヶ月目ですが、何ヶ月ぐらいまで働くことが可能ですか? |
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はじめてのお産Q&A |
Q
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健診時にとても緊張してしまうのですが… |
A
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内診の際に体に力が入ってしまうと痛みを感じることにも。診察台に上がったらゆっくりと息を吐いて力を抜きましょう。また、あわてずに服の着脱ができるよう、着脱の楽な服で診察にのぞみましょう。聞きたいことが言い出せないときには、質問事項を書いて母子手帳にはさんでおきます。これなら検診のとき、医師の目にとまります。 |
Q
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こむらがえりがよく起こります。 |
A
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妊娠後期によく聞かれる症状です。大きくなったお腹を支えるために筋肉が疲労したり、体全体のカルシウムが不足するためではと考えられていますが、はっきりしたことはよくわかっていません。足がつったら、つった方の足の親指を引っ張ると痛みが和らぎます。冷やさないように気をつけて、入浴時に足をマッサージするのも効果的です。 |
Q
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健康食品や栄養剤はいいのでしょうか。 |
A
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用量に従って飲んだり食べたりする分にはまず問題はありません。しかし安易に用いるのではなく、ふだんの食生活こそが健康の基本であることをお忘れなく。補助食品や医薬品に頼るのは食生活が本当にうまくいかなくなってからでいいのです。バランスに気を配り、鉄やカルシウムを多く含む食品を意識してとるようにすることで十分。また食生活を1食ごとで考えずに、1日や1週間単位でとらえ、不足がちな食品をとるようにしましょう。 |
Q
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虫歯治療は赤ちゃんに影響がありますか。 |
A
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妊娠中は何をするのでも、赤ちゃんは大丈夫かしらと心配になりますね。基本的にはお母さんが苦痛を伴うことでなければまず大丈夫。心配しすぎることは、逆にお母さんにストレスがたまってしまいます。体調的には妊娠中期(16〜27週)が楽かもしれません。妊娠中であることを告げることもお忘れなく。そのほかにも美容院に行きたい、コンピューターやワープロは大丈夫?などの心配も同様です。 |
Q
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入浴は今までと同じでいいですか? |
A
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妊娠中は新陳代謝が活発になって、皮膚は汚れやすくなりますが、その一方で敏感にもなり、刺激物に弱くなったりもします。入浴やシャンプーをこまめに行いましょう。ただ、お腹が大きくなるとバランスが悪くなったり、前屈みの姿勢がとれないなどの不自由が出てきます。転ばないように気をつけてください。 |
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Q1 |
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今40歳ですが、骨量を調べたところ、少ないと言われたのですが、具体的にはどういったことをしたらいいですか? |
A
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理想的にはカルシウムを多く含む食品を選んだり、ビタミンD製剤を飲んだりと方法はあるのですが、何となく人工的で守れないのが普通ではないでしょうか?そこで皆様が楽しく骨粗鬆症を予防できることから始めましょう。 「休みの日には外で楽しくスポーツをしましょう。」「くる病」をご存知でしょうか?「くる病」とは骨が健康的に成長しないために背骨が曲がってしまう病気で子供に多く、大人の場合は骨軟化症に相当するものです。骨粗鬆症とは違った病気ですが同じ骨の病気です。この病気は北欧や北アメリカの子供に多く発生するため、研究が進められた結果、日光に含まれる紫外線が骨の発育には重要な役割を担っていることが判明しました。皮膚ミンDがあります。 ビタミンDは肝臓を経て腎臓に送られ、そこで活性型ビタミンDになります。これが小腸からのカルシウムやリンの吸収を促進させ骨までそれらを搬送して骨の成長を促す働きをするのです。さらに体内に必要なカルシウムの量が不足すると、骨を溶かしてカルシウムを必要とする所に再び運ぶ役目も担っています。このためビタミンDが不足すると骨の形成機能が低下し、くる病や骨軟化症になるわけです。 ビタミンDの所要量は、小児から成人まで100IU、骨の成長が著しい乳幼児や妊産婦は400IUです。また多く含まれている食品としては魚があげられ、サケ1切れ80gで140IU、サンマ1匹98gで430IUほどです。しかし、ビタミンDの過剰摂取も問題があります。慢性的なものでは臓器に多量のカルシウムを送ってしまうので、臓器本来の機能を喪失させてしまうことです。特に腎臓結石や腎不全の人は注意です。また、急性のものとしては「急性高カルシウム血症」と言って、吐き気、腹痛、筋力低下、脱水症状などをきたす事もありますので注意してください。 屋外で日光を浴びながら楽しくスポーツをすることは、ビタミンDを作り出したり、骨を支える筋肉を強くすることになります。また楽しくスポーツすることがストレス解消につながります。また、カルシウムを含む食品は牛乳、小魚と身近にたくさんあります。 に当たった紫外線は体内でビタミンDを作るということが判明したのです。 ビタミンDには干しシイタケなどの植物を起源とする植物由来のビタミンDと紫外線による皮膚で合成されるように動物を起源としたビタ できるだけ長続きできるようなライフスタイルを作ることが骨粗鬆症の予防になるのではないでしょうか。
(ANSWER:宮原レディースクリニック院長 宮原英二先生)
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Q2 |
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妊娠してから皮膚がかゆいのですが、ほっておいて大丈夫でしょうか? |
A
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妊娠中にかゆみの出る皮膚疾患というと、妊娠性の痒疹が代表的なもので、そのほかアトピー性皮膚炎、また冬場になると皮脂欠乏性湿疹等が考えられます。妊娠性の痒疹は第2子から出現することが多いようです。アトピー性皮膚炎の中でも大人のアトピーはメンタル面での影響を受けやすく、掻痒感が一段と強くなることがあります。 皮脂欠乏性湿疹は乾燥肌の人に起こりやすく、冬季湿疹等はその代表的疾患のひとつです。体をこすり過ぎないよう注意しましょう。 治療については、妊娠初期かそれ以降(中期・後期)かどうかを問診で前もって聞いておく必要があります。初期の場合は、なるべく投薬を控えるようにしなければなりません。妊娠中の掻痒感について治療をする必要があるかどうかは、痒みが日常生活に差し支えるかどうかで決まります。夜眠れないとか、皮膚からの分泌物が多いとか、掻くと増悪する場合は当然治療の対象となります。本人にとって掻痒感が大したことない場合、治療の対象とはなりません。「妊娠してから皮膚が痒いのですが、ほっておいて大丈夫でしょうか?」という質問ですが、本人にとって先に述べた軽い痒みだけであればほっておいても大丈夫だと思われます。
(ANSWER:筑紫クリニック院長 片瀬高先生)
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Q3 |
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今、妊娠3ヶ月目ですが、何ヶ月ぐらいまで働くことが可能ですか? |
A
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現在、妊娠3ヶ月で働いていらっしゃるということですが、どの様なお仕事でしょうか。また、特に現在ご健康に問題はありませんか? 最近、日本では男女雇用機会均等法等の整備で、女性の社会進出が著しく、多数の妊婦さんが職業女性として働いておられます。先ず、とくに合併症もなく経過しておられる妊婦さんで気をつけるのは、やはり「切迫早産」かと思います。現在多くの職場で産前6週間、産後8週間の休暇が保証されており、軽作業やデスクワークでは妊娠34週頃より産休に入ることが一般的です。 一般的に、正常経過の妊婦さんでも妊娠8ヶ月(28週)より子宮の収縮を自覚することが多いようです。この収縮は、どちらかと言えば来るべき分娩に備えて子宮筋が陣痛のウォーミングアップをしている様な状態で、そのまま切迫早産につながることは少ないようです。しかし、時として無理をすると、この収縮が頻回になり、そのまま切迫早産になることもあり、この28週以降〜産休までの間は十分注意して仕事をする必要がありそうです。 妊婦さんは重たい「荷物」を持つときは気をつけているのですが、これが人間を相手とする場合には何気なく抱えてしまうものです。たとえば保母さん、看護婦さん、または子供さんのいらっしゃる方は特に気をつけてください。 また、妊娠中は規則正しい生活で一層健康管理が大事となります。バイオリズムのくるうような夜更かしや睡眠不足をまねく仕事は多大なストレスを生じさせ、切迫早産だけでなく、他の重大な合併症、妊娠中毒症等も引き起こすことがありますので、気をつけた方がよいでしょう。
(ANSWER:神野レディースクリニック院長 神野佳樹先生)
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